チャプター 20

贖罪の狩り

ミカエル視点

もう、自分の人生が自分のものだとは思えなかった。かつて掌の中に収めていたはずのすべてが、さらさらと指の間から零れ落ちていく。目の前で世界が崩れていくのに――それを止める力が、俺にはなかった。

群れはほどけかけていた。子どもたちは死に、女たちは身ごもれなくなった。嘆き悲しむ母親たちの嗚咽が、ムーンライト・パックの隅々にまで染みついている。

アルファとしての俺の統率、その土台そのものがひび割れ、砕け散っていた。たった一つの致命的な過ち――間違ったルナに刻印を与えてしまったことが原因だ。神々に誓って言う、俺は事態を救おうとした。だが、何をしても無駄だった。

そして...

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